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トンチン年金とは?

トンチン年金がイメージできる画像

 

トンチン年金と呼ばれる新しい個人年金保険が注目されています。あまり、長生きできなかった場合は損をしてしまいますが、年金の受け取り額は通常よりも多くなります。

 

生きている限りは年金がもらえる終身年金を選べば、長生きするほど受け取り総額が膨らみます。これからの人生100年時代を生きる備えになるとして、注目されています。
老後の生活を支える国民年金(基礎年金)など公的年金は、生涯にわたって受け取れるのが特徴です。

 

生命保険会社などが扱うトンチン年金と呼ばれる個人年金保険も、同様に生きている間はずっと受け取り続けられます。

 

トンチン年金とは?

 

トンチン年金とは新しい仕組み

2016年4月、日本生命が国内で初の商品として「グランエイジ」を発売しました。第一生命保険も、2017年の春に「ながいき物語」を発売しました。

 

商品の基本的な仕組みは同じです。通常の個人年金保険では、保険料の払込期間中に契約者が死亡すると、払い込んだお金が全額戻ってきます。

 

しかし、これらの商品では、契約者が途中で死亡した場合や、解約したときは払い込んだ金額の約7割しか戻ってきません。

 

払い戻し金をカットすることで、通常より手厚い年金の支払いにあてようとするものです。

 

多くの加入者から保険料を集めて、長生きした人にはより多く還元する仕組みです。

 

トンチン年金の名前は、17世紀にイタリアのロレンツォ・トンティが考案した仕組みを応用していることに由来します。

 

日本より金利が高い米ドルなど、外貨建ての商品を取り扱う金融機関もあります。


トンチン年金の損益分岐点

トンチン年金がイメージできる画像

 

トンチン年金の損益分岐点

 

グランエイジとながいき物語の損益分岐点

具体的な契約の例をグランエイジで見てみましょう。

 

50歳の女性が70歳になるまで保険料を払い、70歳以降、終身年金で年60万円受け取る契約だと、毎月の保険料は6万2526円となります。
払い込む保険料は総額1500万円になります。

 

この例で元本をほぼ取り戻すことができるのは、94歳で、もし89歳で死亡すると約300万円の損になります。

 

女性の方が、一般的に長生きするため、同じ条件でも男性の保険料は月5万790円と安くなります。90歳になれば、受け取る年金総額が保険料の総額を上回ります。

 

ただ、以上の計算は、集まったお金の運用成績などによって変動する配当金を考慮しておりません。

 

例えば、日本生命の場合、堅調だった前年度の運用環境が続けば、配当金も含めて元が取れる損益分岐点は女性が89歳、男性は86歳に下がります。

 

現在70歳の人の平均余命は、女性が19.9年、男性は15.6年です。平均より長生きすることができれば損をすることはありません。

 

第一生命保険のながいき物語では、50歳〜70歳の間に毎月保険料を払い、終身年金を70歳以降に受け取りますと、100歳時点の年金総額は、男性の場合保険料総額の1.63倍、女性では1.31倍になります。また、この他5年ごとに配当金も支払われます。

 

 

日本生命−グランエイジ−

第一生命−ながいき物語−

加入できる年齢 50歳〜87歳 50歳〜80歳
年金の種類 終身(5年保証)または確定(10年) 終身(10年保証)または確定(5・10・15年)
年金開始前の死亡・解約 払い込んだ保険料の約7割しか戻らない 払い込んだ保険料の約7割しか戻らない

日本生命のグランエイジと第一生命のながいき物語

トンチン年金がイメージできる画像

 

トンチン年金、一年で4万件の販売

 

トンチン年金と長生きリスク

日本生命の「グランエイジ」と第一生命の「ながいき物語」、両商品とも、終身ではなく、年金をもらえる年数をあらかじめ固定する「確定年金」を選ぶこともできます。
この場合、長生きすることによるメリットはなくなります。

 

終身か確定かは、契約時に決めますが、年金の受け取りが始まる前に、その時点の体調などをふまえて変更することができます。

 

日本生命のグランエイジの1年間の販売実績は約4万件となっております。長生きした場合に備えられる新しい保険として、想定以上に受け入れられているといえるでしょう。

 

長生きリスクを重視して終身を選ぶか、確実な利殖となる確定を選ぶか、老後に何が必要かをよく考えて検討して見てください。


トンチン年金の活用法

トンチン年金とは?活用法がイメージできる画像

 

トンチン年金は長生きするほどお得!

50歳以上で加入

公的年金だけでは、思うような生活を送るのに足りないかも??

 

そう不安を抱えている方は少なくありませんね。

 

老後の暮らしを考え始める50歳代の女性から多く寄せられる相談です。

 

「人生100年時代」とも言われますが、衣食住にかかるお金に加えて、将来、介護施設に入居する場合も考えると、「貯蓄を取り崩して暮らしていくのは不安」という声が多いです。

 

長生きするほど受け取る総額が多くなるトンチン年金であれば、長生きリスクへの備えの1つの手段になります。

 

このタイプの主な個人年金には、上記でもご紹介しましたが、日本生命保険の「グランエイジ」、第一生命保険の「ながいき物語」、太陽生命保険の「100歳時代年金」があります。

 

いずれも50歳以上が加入条件で、終身年金として生涯、受け取り続けることができます。

 

契約者が途中で死亡したり、解約したりした場合、払い込んだ保険料の7割程度しか戻らないのが最大の特徴です。

 

カットされた部分を、長生きした他の契約者の年金に上乗せすることによって、より手厚い年金額を実現する仕組みです。

 

男性は女性よりも保険料が安い

日本生命の「グランエイジ」で、50歳の女性が20年間、保険料を払い、70歳以降、終身年金として年24万円(1ヵ月あたり2万円)受け取る契約ですと、毎月の保険料は2万5,010円になります。

 

20年間で、払い込む保険料は総額約600万円になります。このケースですと、94歳の時に、受け取った年金の総額が支払った保険料の総額とほぼ同額になります。

 

女性の方が長生きの傾向があるため、同じ条件でも男性なら、月々の保険料は月2万316円と安いです。受け取り金額が支払い総額を上回るのは90歳になります。

 

いくら長寿でも受け取ることができるメリット

平均寿命は女性約87歳、男性81歳です。損をする可能性が高そうに思えますが、早く亡くなる人も含めた平均値なので低くなります。

 

厚生労働省の簡易生命表を見ると、女性は2人に1人、男性は4人に1人が90歳以上まで生きることがわかります。

 

さらに、毎年の受取額には運用による増加分も上乗せされるため、損か得かの分岐点は、年単位で早まる可能性もあります。

 

もちろん、受け取る年金の総額が、支払った保険料の総額を下回り、損をするケースもありますが、いくら長生きしても、ずっと受け取れるのが最大のメリットです。

 

つまり、トンチン年金は、元が取れない可能性もあるが、まさかの長生きに備えておきたい、と考える人に向いている商品です。

 

途中解約は損

終身で受け取る年金保険のメリットとして、貯蓄を取り崩して生活する不安を抑えることができます。

 

高齢期に取り崩せるように、現役世代に貯蓄をして備えても、実際に残高が減っていくのは不安が伴うものです。

 

公的年金に加えて、1ヶ月あたり数万円を個人年金で確保できれば、取り崩しの頻度や額を減らすことができます。

 

月々5万円もらおうとすると、保険料も高くなりますが、月々2万〜3万円でも、介護保険サービスの自己負担分や、運転免許の自主返納後のタクシー代に充てることができます。

 

ただ、50歳代では、子供の教育費の負担が重い時期と重なるケースもあり、毎月数万円の保険料を捻出するのは簡単ではありません。

 

保険料を払い込んでいる途中で解約をすると損をするので、毎月の保険料は、払い続けられる無理のない水準をよく考えて検討する必要があります。

 

その上で、毎月保険料を納めるプランではなく、定年時に受け取れる退職金などを使って、一括払いで納める方法もあります。


生命保険のオススメがイメージできる画像