生命保険の選び方!本当にその保険で大丈夫?営業マンに言われたまま加入してませんか?

生命保険に加入するときのチェックポイント

生命保険選びのポイント-保険料と保険金のバランス 

 生命保険に加入するときには、目的に合わせて保障内容を選ぶことがとても重要です。
万が一の場合に家計を支えるためであれ、ケガや病気の医療費のためであれ、保障内容を決めるときには、必要な保障内容(保険金の金額)とそのために必要な保険料とのバランスを考えなければなりません。

 

【保険料と保険金のバランスを考えましょう】
 生命保険では、万が一の場合や病気・ケガなどの場合に、保険契約に従って保険料を支払うことで、必要な保障を受けることができます。
もしものことを考えると、「必要な保障」つまり保険金の額は高ければ高いほどよいと思われるかもしれません。
しかし、毎月の生活費から支払う保険料のことを考えると、支払う保険料は安いのに越したことはありません。

 

《具体例》

相談例)
 Aさん(33歳)は会社員です。結婚5年目で、妻と3歳の男の子と生まれたばかりの女の子という4人家族です。毎月の給与は手取りで30万円程です。現在は賃貸のアパートですが、将来は自分の家を持ちたいと考えています。そのために少しずつ貯金をしています。子供たちにかかるお金のことを考えるともっと貯金の金額を増やしたいと思いますが、万が一のことを考えると保険に加入することも考えておかなければなりません。
 生命保険についてどのようにすればよいでしょうか?

 

回答例)
 Aさんのように30歳代で子供がまだ幼い家庭の場合、預貯金の額が多くなければ、万が一のときの保障は生命保険でカバーする必要があります。家計のことを考えると高額の保険料を支払うことも簡単ではありません。このようなケースの場合、子供が成人するまでの一定期間、万が一の場合を保障してくれる定期保険に加入することが一つの方法として考えられます。家計の負担を考えて保険料を低く抑えながら、なおかつ一定期間、必要な保障を得られるからです。

 

 

 

>>「掛け捨て型の定期保険」について

 

 

 

生命保険選びのポイント-家計を保障する

 家計を支える保障として生命保険を考える場合には、万が一の場合を保障する保険をどうするかがポイントになります。
「掛け捨て」という言葉で表現される定期保険を役立てるポイントは、「少ない保険料による大きな保障」という定期保険の特徴をどう有効に使うかを見極めることです。

 

【必要な時期に必要な保障が生命保険のポイント】
 まず、生命保険に加入する目的を明確にする必要があります。
「家族年表」や「リスク分析表」を作成することで、「いつ・どのような保障が・どれくらい」必要なのかを考えることができます。
 保障が必要な時期と必要な保障額を把握することで、ムダなく生命保険を活用することができます。

 

相談例)
 Bさんは、会社員で40歳です。結婚15年目です。妻と14歳の長女、12歳の長男の4人家族です。毎月の給与は手取りで40万円ほどです。昨年新築のマンションを購入したので、月々の住宅ローンの支払が約8万円あります。1年後には長女が高校に進学、長男は3年後に高校に進学する予定です。今後10年間は子供の教育費などが家計の負担になります。Bさんに万が一のことがあると残された家族は大変です。毎月の預金で長女や長男の教育費を準備したいと考えていますが、万が一の保障までは今、余裕がありません。何とかする方法はないでしょうか?

 

回答例)
 Bさんのように、今後10年間の負担が極端に重い家庭の場合、万が一の保障はとても大切です。しかし、月々の出費をあまり大きくしては、家計が苦しくなって教育費を準備することもできなくなってしまいます。このような場合には保険料が安く保障が大きい定期保険に加入して、必要な期間の保障を確保する方法がいいと思います。

 

 

 

相談例)
 Cさんは、自営業で50歳です。結婚23年で妻と21歳の長男(大学生)と3人暮らしです。売上が減少し、業績が良くありません。老後の心配だけでなく毎月の出費を抑えるために生命保険の見直しをしたいと考えています。

 

回答例)
 毎月の保険料払込負担を軽減したい場合には、中途減額を考えてみてはいかがでしょうか?保険金を減額することで保険料を下げる方法です。定期保険部分よりも終身保険部分の保険金を下げるほうが保険料の減額が大きくなります。ご長男がもうすぐ社会人になることと老後の生活保障を考えたときには定期保険部分の保険金を下げるほうがいいと思われます。

 

【同じ保険で支払保険料を少しでも安くするためには】
保険料は払込回数によって支払総額が変わってきます。一番安いのは全保険期間の保険料を一括して支払う一時払いです。年払いや半年払いにも若干の割引があります。まとめて支払う方法を選択できる場合には、割引制度のない月払いを選択するよりも有利です。金利の低い現在の預金に余裕があれば、一時払いで保険に加入することで預金金利分以上に保険料が割安になることもあります。

 

>>保険料の支払方法

 

 

 

生命保険選びのポイント-家計を保障する収入保障保険

 定期保険の中にはさまざまなバリエーションがあります。「必要なときに必要な保障を」と考えたときに、保険加入者の家庭の事情によって有効に利用することができる保険があります。収入保障保険もその一つです。

 

【収入保障保険の特徴】
 収入保障保険は定期保険の一つですが、通常の定期保険では、一時金として死亡保険金が支払われます。
これに対して、収入保障保険の場合には保険期間満了時まで年金として支払われるという点に違いがあります。
 収入保障保険では、年金の受取回数に最低保障が設けられています。保険料払込期間内に被保険者が死亡した場合、年金の受取回数が最低保障期間分に満たない場合には、満期を過ぎても最低保障分に達するまで年金を受け取ることができます。一般の定期保険と同じく満期保険金はありません。被保険者の死亡などにより年金の支払事由が生じた後は、保険料の払込が不要となります。
 収入保障保険は、世帯主に万が一のことがあったとき多額の一時金は不要という場合に利用することができる保険といえます。

 

 

 

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